オムニバとしての仕掛け

こんにちは、村松です。
梅雨があけましたが本当に暑い日が続いていますね。
この暑さの中、本当にDIYをやっていく体力があるのか心配になっている今日この頃ですが、
本日は、挨拶がてら7/8にOPENした隣のタイ料理屋でランチを食べ、
その後、少しですが作業をしておりました。
今日は、オムニバのお店全体として考えているコンセプトのお話です。

シェアキッチンオムニバのコンセプト

そもそもオムニバって何がやりたいのって話ですが、
日替わりオーナー店長を募集して、オーナー店長の”やってみたい”を形にする為に
シェアするカフェで開業の敷居を下げる事をコンセプトにしたお店がオムニバです。

でもよく考えてみると、オーナー店長にとってはオープンをする事だけが目的ではなく、
継続して運営をするためには、利益だったり最低でもマイナスにならないように
オムニバのスタッフは何ができるかという事も考えていかなければならないと思っています。

そもそもの話ですが、利益を目的にしていたりすでに実績のある方にとっては、
オムニバのこのコンセプトってなんの魅力もないサービスであるようです。
実際に、知り合いで既に飲食店オーナーをやっている人に相談すると
「面白いねー」という話になりますが、でも自分なら初期費用を出してでも
自分でやるなぁという話になりますもんね。

要は、実績のある人や自分でできる人にとっては、初期費用のリスクを取って自分でやった方が
儲かるって話ですよね。

逆に、飲食店でスタッフとしてしか働いた事のない人に話しをすると興味津々で、
聞くところによると飲食店で働いてる人って”いつかは自分のお店を持ちたい”
と思っている人がかなり多いみたいで、じゃあなんでやらないのっていうと
やっぱり初期費用の問題が大きいみたいなんですよね。

なのでオムニバのターゲットはこういった初めてお店をやる方や
スポット的にイベントをやってみたいという方に
”初期費用のリスクが少ない”という事や”やりたかった事のサポートをする”
という事を訴求していけたらと思っています。

オーナーよりの人と違って、ターゲットとなりそうな考えの人は
お店で儲けを出すとか長く続けるとかそういった事よりも
”夢だった自分のお店をやってみたい”って事がメインなので、
僕らもそれを形にする為に頑張る事はもちろんやりがいがあると思うのですが
やっぱり出店後にオーナーがずっと継続してくれるにはって事も考えたいですよね。

そうしないと、こちらもせっかく新規出店をしてもらってもすぐに辞めていかれたら
また新規募集の労力もいりますしね。
やっぱり本当はそこが目的なんだろって思ったアナタ。

正直な話、そーなんです。
僕らもビジネスなんで楽して儲けたいんです。笑

良くこういったストックビジネスの話で、
「穴の空いた袋にいくら水を入れても一杯にはならない」なんて例えますが、
実際に現在やっているシェアハウスの事業でも、
いくら新規募集をしても退去をされてしまうとまた募集をしなければいけないワケで、
新規募集と同じ位、長く住んでもらえるようにするって事は重要だといつも感じています。

具体的にいうと、シェアハウスなら1人辺りの水廻りの数や共有スペースの広さ
それに住みやすいコミュニティー作り、ご要望への対応、などなど。
そして今回のオムニバもまだ手探りですが、収益構造や内容がシェアハウスと
かなり近いものがあるので、出店後に退去したいと思わせない仕組み作りも
早期から考えていけたらという事です。

まずは、最低限ある程度利益が出ていれば赤字による退去は減ると思うので、
その為に、お店全体でできる仕掛けを考えていきたいという事です。
前置きがかなり長くなってしまいましたが、ではオムニバで考えている仕掛けです。

オムニバの仕掛け

1.キャッシュレス

先日の「おぎやんのブログ」でも書かれていましたがお店全体としてAirレジを導入し
キャッシュレスにする事によって現金を扱うリスクと手間を排除する事です。
海外に比べて現金の信用が高いからか現金以外での決済がイマイチ進んでいない日本
オムニバはキャッシュレスでの運営を目指しております。

2.持込OK&フードシェアOK。コミュニティースペースなのか?

入場時に500円を払えば飲食の持込ができる。
持込んだ飲食は他の人とシェアOKというシステムを導入します。

一見、オーナー店長の売上を妨げてしまうように見えるシステムですが、
例えば)500円/人の持込の方が8人参加すると4000円の持込料金が賄えますので、
カフェタイムであればそれだけでオーナー店長の家賃4000円/回が
掛からない計算になります。
バータイムであっても時間内に12人〜16人の持込があれば家賃がペイできる計算です。

店内は30席を予定しており、通常その席数だと2.3人のスタッフが必要という事なので、
オーナー店長が一人で運営するのであれば、持込のお客さんである程度埋まっても
まだまだ席数は確保できるのかなという計算です。

また、人が入っている方がお店自体も賑わっている感が出ますし、
立地が良いということもないので、ココにしかないコンセプトや
ここにしかないコミュニティーを作っていけたらと勝手に思っています。

上記2つのコンセプトは共同運営者の二人が最初に提案してくれた企画で、
現時点では全て絵に書いた餅かもしれませんが、オムニバで形にしていけたらと思っています。
もしかしたら半分も形にならないかもしれませんが、自分自身楽しい時間を送らせてもらってます。

今回も数字的な目標や規模的な目標は一切ありませんが、
個人的には、上記持込のお客さんを各時間にオーナー店長に頂く家賃以上になるように
こちらのサイトやSNSで集客できたらなんて思っております。
そしていつの間にか”費用がかからず自分のお店ができる「オムニバ」”なんて
呼ばれるようになったら面白いなーなんて妄想したりしております。
今日は長文に最後までお付き合いを頂きありがとうございました。

オムニバのコンセプトがわかるページはこちら

シェアキッチン「オムニバ」〉〉